- Home
- S4プロジェクトとは
- 活動背景
活動背景
わたしたちが向き合う社会課題
持続可能な社会を築くためにわたしたちができることはなんだろう?どんな仕組みがあれば安心・安全な社会につながり、多くのステークホルダーの笑顔をつくれるだろうか?日々考え、学び、たくさんの壁に立ち向かっています。
みなさんが豊かな日々を過ごすためには インターネットは必要不可欠なものとなっています
今、1世帯に1つはインターネットにつながった機器があるのが一般的な生活環境となっています。そのインターネット環境を狙ったサイバー犯罪や情報漏洩といった事故が多発しています。インターネットが当たり前の社会で、セキュリティは医療や教育と同じように誰の手にもいきわたる必要があると考えています。しかし、人材不足やサービス料金の高止まりにより、コストがかかるためにセキュリティ対策に手が届かない企業が多く存在します。貧困による医療・教育格差と同様に企業のセキュリティにも格差が生じています。
セキュリティの格差を解消し、
安心・安全な社会をつくる
今わたしたちが立ち向かう社会課題はなにか、どのようにして解決に挑むのか、その詳細についてお話します。社会は日々変化しており、社会課題への答えは一つではありません。模索しながら、前進しています。この考えを一つの参考としてお読みいただき、そして、ぜひみなさんのお考えをお聞かせください。
セキュリティ対策実行への壁
日本企業の9割が抱える課題
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、
日本の421万企業の99.7%を占める中小企業の
セキュリティ対策が進まない背景の調査結果として
3つの課題を明示しています
日本の421万企業のうち、99.7%を中小企業が占めています。その中小企業のセキュリティ対策状況について、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、中小企業のセキュリティ対策の課題として「専門人材の不足」「専門人材が教育されていない」「費用がかかる」など、セキュリティ対策が進まない背景には「人・技術・お金」の課題を明示しています。企業は事業継続のための投資配分の選択を迫られ、セキュリティへの投資に手が及んでいないことが考えられます。
「資金のある企業はセキュリティ対策ができ、資金のない企業はセキュリティ対策ができない」という格差によってセキュリティが放置されたままになる。このとき、生じる負の連鎖が社会に及ぼす影響について、一度、想像してみていただけないでしょうか。
まず、セキュリティ対策が十分でないサービスが増加することになります。そして、個人の生活に大きく関わる「社会インフラの停止」や、「個人情報の流出」が起こるリスクがあります。それによる「企業の社会的信用の失墜」など影響は測り知れません。また、セキュリティ対策ができている企業も決して他人事ではないです。委託先からの情報流出や、ソフトウェアの脆弱性によるインシデントが発生するサプライチェーンリスクが深刻化します。
このように企業や個人にさまざまなサイバー攻撃の被害が多発することが考えられます。 安心・安全な社会の実現には、セキュリティ対策ができない企業の存在を個の問題とするのでなく、「セキュリティの格差」という社会課題と捉えセキュリティ対策のできない人を取り残さない、仕組みが必要です。
孤立するのではなく、
支え、支えられる相互関係を
築ける社会へ
各企業が個の問題と捉えていることを、
少し目線を変えて、社会課題として捉えなおす。
そうすると、お互いの取り組みが
相互に影響しあう関係であることに気づきます。
各企業が個の問題と捉えていることを、 少し目線を変えて、社会課題として捉えなおす。
そうすると、お互いの取り組みが 相互に影響しあう関係であることに気づきます。
私たちはお互いが支え合うことで、格差の課題を解決する仕組みをS4に構築しました。それを、「支え合う構造」と称しています。セキュリティの格差を解消するために、全員がセキュリティに参加できる環境をそれぞれの状況に合わせて整えます。セキュリティ対策ができない企業には、「人・技術・お金」の問題を解決しセキュリティ対策に取り組める環境を。資金のある企業にはセキュリティ対策に取り組む環境を保ちつつ、サプライチェーンリスクの解消に取り組める環境を提供します。
企業は社会をより良くするための存在です。個の利益追求のみでなく、社会にとっても良いことはなにか?を全員で試行錯誤する。そして、各々ができる最大限のアクションを行い、社会全体で支え合うことがわたしたちの理想です。多くの企業にS4を提供することで「セキュリティ格差」を解消し、「誰の手にもセキュリティがいきわたる社会」を目指します。それが、サプライチェーンリスクの解消、社会リスクの低減につながり、安心・安全な社会への一歩になると考えています。
持続可能な仕組みについてはこちら